- 能動的な学習と受動的な学習
例えば授業を受ける、教科書を読む、映画やドラマをただ見る、といったことが受動的な学習として挙げられます。 問題集を解く、まだ覚えていない単語を集めて単語帳を作る、映画を見ながらわからない単語、表現をメモし後で調べる、といったことが能動的な学習として挙げられます。
私の経験上、英語力を伸ばすのは能動的学習だと思っています。 もちろん最初の一歩として受動的学習も必要ですが、そればかりやっていても何の力もつかないでしょう。 授業のノートを大変きれいにまとめている人がクラスに数人はいたと思いますが、このような人たちは成績はあまりよくない場合が多いです。 これは手を動かしているだけで頭を使っていないからです。 これは受動的学習に入ります。
- できなかったことを繰り返すこと
能動的学習をしたのち、例えば問題集を解いた後、それで終わってしまっては大した学習効果は得られません。 そこでできなかった問題に印をつけて、問題の内容を忘れたころにもう一度解きます。 単語帳は毎日繰り返し、覚えた単語を外して覚えられないものに絞って繰り返します。 時折問題集に直接答えを書き込む人がいますがこれは愚の骨頂です。 二回目ができなくなってしまいます。
これは英語に限らず数学でも同じです。 数学の教科書読んでいても数学ができるようになるわけなどなく、問題集を解いて、できなかったところを繰り返していれば力が付きます。
時折英語学習をしているにもかかわらず英語力が伸びない人を見かけますが、大体この二つのどちらかができていない場合が多いです。 英会話レッスンの受講もただ受けているだけなら受動的な学習に入るでしょう。 外大を出たり語学留学をしたりしても英語ができない人がたくさんいますが、これも説明がつきます。 語学留学をすればそれなりに頭を使わなければいけない宿題が毎日課されます。(=能動的学習) 私は行ったことがありませんが外大もおそらく同じでしょう。 しかし同じ宿題、同じテストを5回も10回も出す先生はいません。 できなかったことをできるようになるまで繰り返すのは自分でやるしかありません。
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