a を冠詞としてつけるのは次の二つの条件を満たしている場合に限ります
1.それ以外の世界(theの項の絵を参照)から無作為に選ばれること
ここでは少し違う絵を書いてみました。それ以外の世界に複数のそれがあり、その中から一つを選ぶ場合にはaがつきます。I bought a computer.世界中のお店の中にはたくさんのコンピュータがあり、その中から一つを選んで買ったのでaになります。でも買った人は無作為ではなく最初からこれだと決めていったのかもしれません。でも聞き手からすればいきなりたくさんあるなかから一つに限定されるので無作為になります。
2.ひとかたまりであること
後ほど説明する本に書いてあったことですが、I ate a chickenとある日本人が書きました。 これを聞いて皆さん何を想像されるでしょう?私は七面鳥の丸焼きみたいなものを彼が食べているところを想像しました。 この本の著者はニワトリにそのままかぶりついて血を滴らせながら食べているところを想像しました。(私のイギリス人の友人によると私の理解のほうが普通だそうです。)そう、aというのは1セットとしてそろったひとかたまりに対してのみつかわれます。aをつけなければ普通に鶏肉を食べたということになります。あとslices of chickenとかより詳細に描写する手もあります。
このひとかたまり、というのは結構いろいろなものに当てはめられます。He has a good understanding of the Indian culture. 彼はインドの文化をよく理解している。 彼の頭の中にあるインド文化に対する理解、をひとかたまりであるとしaが付きます。
3.どれをとっても?
先ほどの1.と似ていますが、A Japanese is quiet.というと「ある日本人はおとなしい」ではありません。「日本人は一般的におとなしい」になります。この場合無作為にどれをとってもという意味になります。theの項で説明した、The Japanese are quietとほぼ同じです。 どれをとっても、ということを強調する場合はAny Japanese is quietとなります。
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